猫の多頭飼い◆慣れるまでの手順とメリットをご紹介

こんにちは!りんご(Instagram @lingo1003020)です。

先日は敬老の日。
我が家のあんこ&もなかもいつの間にかシニアとなり、敬老の日に敬われる対象となりました。
3歳のときにシェルターからやってきたあんもな。

ぎゅうぎゅうに箱に詰まってきた2匹!

いつの間にか13歳の立派なシニアとなって…時の早さを感じます!

あんもなが来て2年後には気難しい猫なつめが我が家に突入し、3匹の立派な多頭飼育世帯となりました^^;
こちらはつい最近の3匹。
よそ者だったなつめも寛大な2匹に受け入れられ、そしてあんもなも女王なつめと友好的な関係を築いてます。

なつめは猫同士は友好的ですが、人は嫌い。
我が家に来て、もう6年になりますがいまだ人慣れせず💦

なので、参考になるかどうかはちょっと疑問ですが(笑)
これから猫の多頭飼いを始めたい方に、慣れるまでの期間を先住猫と対面させる方法をご紹介させていただきます。

多頭飼いを始める際に準備しておくこと

兄弟猫などもともと一緒にいた2匹を迎えいれるのは1匹と変わりなし

我が家は最初、1匹だけを迎え入れる予定でした。
ところが「どうしても仲のいい兄弟猫がいて離したくない。ぜひりんごさんのお宅でお願いできませんか?」と懇願され、あんこ&もなかを迎え入れることになりました。

といっても、もともと一緒にいた猫2匹です。

彼らを迎え入れるにあたり、1匹のときと違いはほとんどありませんでした。

強いて言えば
①猫トイレは2個用意する
②フードを多めに用意する
くらい!ほんとにあっさりと2匹がやってきました。

そう。もともと1匹を予定していた方にとっては「仲のよい2匹を迎え入れる」って全然難しいことじゃないんです!
むしろ、2匹一緒にいてくれることで、人間が不在のときのストレスもなくなるし、安心感が違うようでリラックスしてくれる
1匹飼いよりもメリットが多いとわたしたち家族はそう思ってます。

人に乗るときも2匹一緒!当時合計17㎏。。。

外部の猫を迎え入れる場合の注意点

先住猫と新入りがうまくやっていけるかどうかは、結局は相性にかかっていると思います。
あとは、順序よく気長に慣らしていけるか。
そこさえ注意すれば大丈夫です。

兄弟でも同じ場所にいた子でもない、まっさらな新規の子を迎え入れる場合は、ちょっと難しいです。
うちの場合、なつめですね。
彼女は2~3歳くらいまでアウトドアライフをしていた猛者でした。

なので、人が嫌い!
猫も嫌い!

だからこそ、我が家にはいいと思ったんです。
人好きだったら、あんもなとかち合ってしまいますから💦
そしてメスだったので、優しいオスたちのいる我が家にピッタリの逸材と思い、飼い主に立候補うしたのでした。

実際予想は的中でしたが、では、どうやって慣らしていったのでしょうか?
次に詳しく説明していきます!

慣らす期間・手順は?

まず、いきなり新しい子と古株の子と対面させるのは絶対NGです!
新しい子はケージあるいは別室にこもってもらい数日過ごします
この間、古株の子には何事もなかったかのようにしましょう。

<新しいおうちにきて1~2週間後>
新参者の使っている毛布など、匂いのついたものを古株の子の鼻先へ。
匂いで「他人がいる」ことを理解してもらいます。

なつめ、うちにきて1~2日くらいのとき。シェルターでは猫も人も嫌いでシャーシャー言いまくり!まだまだ目つきが野生でした^^;

<約3週間後>
そこで古株の子に抵抗する気配がなければさらなるステップへ。
新しい子はケージに入れたままで、古株の子に新しい子を紹介しましょう。

このとき無理強いすると大きなストレスになるため、古株の子が嫌がったり、新参者がシャーシャー言って不適切な状態になったら即中断します。

これを慣れるまで繰り返します。

<だいたい1か月後>
お互いに抵抗がなくなったら、ケージから出して対面のタイミングです。
が、このときも優先すべきは「古株の子」!
新参者が飛びついたり、手を出したりしてきたら即対面を終了。

ここまですると、だいたい1か月くらいかかります。

1か月後、部屋もケージも解放するようになったら、もなか・あんこが自ら一緒にケージに入っていることもありました!あんたらすげえよと大喜びした瞬間です(笑)

多頭飼いを成功させるコツ

結局は、猫同士の相性が8割。
あとは、上記のように段階を踏んで先住と新入りを慣れさせていくという手順。
もちろん、先住も新入りも避妊去勢手術をしておくというのは必須だと思ってます。(とくに男子は去勢手術しないとほかの猫を敵視しますから!)

あとは、「先住猫ファースト」を守ること!
一時預かりをしたときに、あんもなが具合悪くなってしまったことがあったのですが、そのときは新入りの目の前でおやつをあんもなだけにあげたり、可愛がったりしてました。

「新入りは見るだけ!大事なのはあんたたちだよ!」というアピールです。
これが結構効果あったと思います。

人間だってそうですよね。
会社でマイペースに仕事してたのに、新入りがやってきてひっかきまわされたら、いくら新入りが優秀で性格よかったとしてもなんかいい気はしませんね(笑)
それと同じ!

あくまで、先住ファーストで、先住を立ててあげる。
面子をつぶさないっていうイメージです。

そうしたらこの通り。
黒い子猫を預かりしたとき、一時は暗雲が立ち込めましたが、数か月後にはあんもな(白いデブたち)が新入り(黒)を優しくケアしてくれてました。

「猫たちは最初はシャーシャー言っていても、ちょっとすればしょーがねえなあと受け入れてくれるよ!細かく考えなくて大丈夫!」と言い切る保護猫ボランティアの大先輩もいます。

けれども、人も猫もストレスなく暮らしたいですよね。
それにはやっぱり、一番は相性を考えてあげること。
そして手順を守って慣らしていくことが時間がかかるようで近道だと思います。

猫の相性について

獣医さんによると相性が悪いのが、一番はシニア猫×子猫。
あとは女子×女子も難しいのだとか。
事実、わたしが見た相性悪い現場は「女子×女子」。

先住猫が気難しい子だと、相手がどんなにフレンドリーでもイライラしてしまいます。
<実例>
実家のきなりさんとか…


10才過ぎての新入りとの同居は、どーにも受け入れられないきなりさん。
4年経っても新入りにイラついてます(笑)

それでも、お互いがプライベートを守れるスペースさえあれば、猫の多頭飼育、なんとかなるもんです。
「スペース確保もしている、避妊去勢もしている。なのに毎日大喧嘩する」なんてことは見たことがありません!

多頭飼いのメリットは1匹飼いよりも多い!

多頭飼育、単純にお金がかかります。
日々のフード、トイレだけじゃなく、医療費も2倍3倍に。

トイレの世話の時間だって1匹のときより2倍3倍。
抜け毛も2倍3倍。
わたくし、実は猫アレルギーなので掃除の手間も増えます。

それでも、猫3匹との暮らしは最高です!
毎朝毎夕3匹に「ご飯くれ」と要求され、ちゅーるを持っていけばわらわらと集まってくる…
もふもふな毎日、最高!

なつめはいまだ慣れませんが、それでも大らかなビッグ兄弟あんこもなかとの3匹のやりとりが楽しい日々です。

全員に安易に多頭飼育がいいよとは言えませんが、でもやっぱり多頭飼育…3匹飼い…最高です!

<よろしければこちらもご参照ください♪>

■猫多頭飼育の費用

■多頭飼いはかわいそう?

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